けやき会

    2025年3月31日
    平成の里園芸部 チューリップ杯受賞

    さいた さいた チューリップのはなが

    ならんだ ならんだ

    あか きいろ きいろ きいろ あか

    利用者さんが昼休みにコツコツと水を与えていた
    チューリップが花開きました。

    咲く花、散る花、枯れる花
    今年も別れと出会いの季節が訪れました。

    2025年2月28日
    備えあれば…

    地震、台風、豪雨、道路陥没、山火事など、
    いつどのような自然災害、人為災害に遭遇するかはわかりません。

    一寸先は闇のなかでも備えだけはしておきたい。
    平成の里の防災グッズにヘルメットが加わりました。

    作業所のシンボルカラーである若竹色に
    平和と安寧を象徴する青色のホルダーを合わせました。

    “結局使用されることのなかった防災オブジェ”
    で終わることを願いつつ…

    2025年1月27日
    おしゃべり道場とはなにか

    あけましておめでとうございます。

    新年の開所日は、おしゃべり道場のプログラムからスタートしました。

    「お笑いマンガ道場」ならぬ「おしゃべり道場」とは何でしょうか。

    SST(Social Skills Training)のメソッドを取り入れながら人との接し方や関わり方をみんなで学んでいく場と言ってもいいかもしれません。

    STF(Stepover Toehold With Facelock)は新日本プロレスの道場で蝶野正洋が身に着けた得意技ですが、平成の里ではSSTを活かしたおしゃべり道場で対人関係の対処技を磨いています。

    2024年12月27日
    平成の里クリスマス会~歌とケーキと珈琲と~

    音楽祭の写真は一枚も残っていないから

    もしかしたら夢だったのかもしれません

    赤い三角帽の小人さんが現れると

    重厚なパイプオルガンの音色が聞こえて

    鈴を鳴らしたトナカイが

    ここに幸ありと伝えてくれた

    「わたしじゃないんでしょ」と拗ねていた少女は

    ケッセラセラと生まれ変わり

    謎の姉妹の放つスパンコールの輝きと

    慰めと励ましの灯が

    仏のように見守る年老いた男を照らしてくれた

     

    一期一会。再現不可能なクリスマス会でした。

    参加していただいたみなさん、ありがとうございました。

    2024年11月30日
    SAGYO-ZAPとは

    作業所への通所をとおして、身体を鍛錬し、健康に暮らしていく試みをSAGYO-ZAPと呼んでいます。

    平成の里の正面玄関の扉を開けると右手側には鉄の梯子が固定されています。

    「肋木」(ろくぼく)といって、体育館の壁に設置されている体操器具です。

    その下には錆びついた鉄アレイが静かに鎮座しています。

    この2畳ほどのスペースが休憩時間、昼休みになるとジムナジウムに変わります。

    広背筋と上腕二頭筋を痙攣させて懸垂に励む者、息を押し殺して鉄アレイと戯れる者。

    筋トレができる作業所。それが平成の里です。

    2024年10月31日
    祭りが終わって、草刈りが始まる

    昼休み、食堂のテレビからはヤンキースとドジャースの試合が流れています。

    「秋のパンまつり2024」では一瞬にして108個のパンが目の前から消えてしまいまし
    た。

    煩悩の数だけ舌鼓を打った我々は、一念発起して密林と化した裏庭の草を刈り始めま
    した。

    2024年9月30日
    NO BREAD , NO LIFE

    人はパンのみにて生きるにあらずと言われますが、

    人はパンなくして幸せに暮らすことができるでしょうか。

    いよいよ10月開催の『秋のパン祭り2024~ナターシャのみた夢~』が始まります。

    巷では政党の総選挙が注目を集めていますが、

    平成の里では、わたしのお気に入りパン総選挙のまっただなかです。

    萩山町のえるぽいんから青葉町の平成の里までグルテンのおいしい虹が架かります。

    2024年8月29日
    太陽がいっぱい

    台風の接近とともに猛暑酷暑がいくぶん和らぎ、庭園の虫たちもそわそわもぞもぞ蠢きはじめました。

    平成の里にお越しの際は、厳しい夏を乗り越えたひまわりが直立不動で皆様をお迎えしています。

    2024年7月31日
    今日もまたゲリラ豪雨

    パリ五輪の日本人選手メダル獲得数や連日の猛暑と豪雨災害が報じられるなか、平成の里の食堂テーブルがひっそりとリニューアルされました。

    アイボリー・オフホワイトを基調とした清潔感と静謐さを兼ね備えた天板に古代ギリシャのドーリア式建築を想起させる荘重で頑丈な脚部を組み合わせてみました。

    さあ、2028年ロサンゼルス五輪までにどのような色に染め上げられているでしょうか。

    2024年6月24日
    Over the Rainbowbridge

    あまり知られていませんが、平成の里では7大陸最高峰を目指す登山家のごとく、都内の高級ビュッフェを堪能する旅を断続的に行っています。いままでの平成の里≪食道楽ジャーニー≫を振り返ってみましょう。

    2017年3月15日  立川グランドホテル レストランオーク

    2017年9月7日  飯田橋ホテルメトロポリタン エドモンド

    2018年9月12日  帝国ホテル インペリアル

    2019年4月19日  ホテルニューオオタニ VIEW DINING SKY

    2019年10月10日  ホテルニューオオタニ VIEW DINING SKY
     

    そして4年半ぶりに向かったのは…
    2024年6月20日 ホテルインターコンチネンタル東京ベイ シェフズライブキッチン

    「旅は道連れ世は情け、袖振り合うも他生の縁」ということで、今回はグループホームむさしのはうすから職員さんと利用者さんが旅のお供に馳せ参じてくれました。

    当日は、アジアングルメフェアが開催されており、食を通してバンコック、ホーチミン、北京を旅した気分を味わいました。

    「この日までは生きていようと思いました」

    「すごく高級なホテルで驚きました」

    「にぎり寿司のイカがおいしかった」

    「夕飯はなにを食べようかな」

    食べ方も感想も十人十色。限界まで食べ尽くして身動きが取れなくなった我々は、満足感と空虚感に包まれながら窓の外を眺めていました。その時、群れから離れた一羽のカモメが昼下がりの青空を旋回していたのでした。